月草茶ばなし

何でもないことを、お茶の時間に楽しめるように、作家未満の物書きが綴ります。

この時期はアップルティーで過ごすと決めている。

ここ数日で、今までずっと張り付いていた殻を破った気がする。 必死で頭を動かして、通常の仕事を「お金を稼ぐため」とはっきりと脳内で切り分けて、本当に自分がやりたいことに力を注ぐことが初めてできたようだ。 ささやかなイベントに行ったり、普段は決…

30歳になってからの悩み。それを理解するための最初の一歩

写真ACからお借りしました 年齢が30になって数か月経った。 いやでも、結婚という言葉を意識せざるを得ない年齢になった。出産という言葉もまた同じく。 Twitterでも、結婚をしていない女性や、ジェンダーの話など、絶対的だった【性別】の基盤が揺れ、それ…

風が吹けば書けるのに

そう考えるのは傲慢かな、とも思う。 文章を仕事にしている人にこの言い訳は許されない。 しかし、幸い、「これから」頑張ろうという身なので、今はこれに甘えてもいいかー。 みんなが【インプット】と使うもの。それが自分にとっての【風】だと思っている。…

カメラマンの子ども

写真が好きだ。 父親が元カメラマンだったからなのだろうか。 目の手術のミスによって視力が低下したため引退したが、学生時代は地元の写真展でぶいぶい言わせるぐらいに写真が上手かった。 実際、家に残っている父の作品を見ると驚くほど上手い。 何でこれ…

「モーニングルーティン」の勉強をしています。

最近、Youtubeの日常系動画(vlogというらしい)を見るのがマイブームになっている。 憧れている北欧に住む日本人夫婦・本場イギリスでアンティークに囲まれて生活する夫婦など、日本のこたつの中から見ていると「別世界だなぁ」と思う。 ただ、そんな中、世…

正月過ぎてクリスマスカラーのグリューワインを呑みながら書き初めるブログ

さて9日。 皆さんは七草粥、食べました? 自分は草が嫌いなので、卵ふわふわの中華粥を食べました。 前職では、飲み会常連なのに「野菜が見えない人」という理由で、飲み会の呪うべき前菜であるサラダから逃走していたのはいい思い出です。 ちなみに今も、飲…

当たるも八卦当たらぬも八卦、というスタイル

占いが好きである。 その結果により人生を左右させたり、恋人と結婚できるかとか、前世からの荷物があるからなどということではなく、「昔の人が必死に未来を探ろうとした」という確固たる事実が好きで、その延長上の「少しだけそうかもしれないよね」という…

白と黒のように真逆な心が、物語を生んでいる

信じるよりも、疑う方が容易い世の中だ。 仕事に向かい、すべてを肯定するわけではなくて疑いを持って生きている。 (これは本当に最適解?これは合理的?効率的な仕事なの?必要なことなの?この人は本当にこう思っている? この人は何に怒っている? この…

当事者ではなく、あえての傍観者としての日記

テレワークが進んでいる。 人と人を引き剥がす感染症によって、時代が恐ろしいまでに変革を余儀なくされている。 一番苦しいのは、「人に近づかないように」と気を使う自分自身だ。 数分間のごみ捨ての時、すれ違う時、まだワクチン接種ができていない私は2…

「まだ死にたくない」と、物書きの自分が叫んでいた。

文章は困ったもので、しばらく書かないと暴走を始める。 雨水の溜まったタンクの口を一気に開いてしまう様に、ドバドバドバ、とんでもない勢いで、文字の中に気持ちが溢れかえってしまう。 しかし、最近はご時世のためか、どうしても文章に影が差す。 洗練さ…

再び立ち上がる力が欲しい。いつだって。

ここ数日、「とても疲れた」と感じている。 ゼィゼィと浅い呼吸で座り込んでしまって、体が言うことを聞いてくれない。 心が、休みを受け取ってくれない。 体も心も、曇り空だ。 けど、人間は生まれた以上、生きるしかない。 心宥め、体をいたわり、「さて行…

五感を、取り戻す日々

「どんな写真が撮れるかな」と、空ばかりに目を向けていた。 しかし、ふと足元を見ると、そこには可愛らしいドクダミの花。 花びらの白がまぶしく、土の茶色と深い緑に紛れ、なお輝く花。 カメラの技術が乏しい私は、フォーカスすることなく、そのままその場…

世界がきれいに見えたから

「エッセイが苦手である」 一番印象に残っているエッセイの、一行目に書かれていた言葉を思い出す。 そのエッセイは素晴らしかった。 日々の中で泡のように浮き上がる、何でもない、けれど、とても色鮮やかな出来事や。 旅先で出会った光景、その空気、心を…