月草茶ばなし

何でもないことを、お茶の時間に楽しめるように、作家未満の物書きが綴ります。

「モーニングルーティン」の勉強をしています。

最近、Youtubeの日常系動画(vlogというらしい)を見るのがマイブームになっている。

 

憧れている北欧に住む日本人夫婦・本場イギリスでアンティークに囲まれて生活する夫婦など、日本のこたつの中から見ていると「別世界だなぁ」と思う。

 

ただ、そんな中、世界にひかれた見えない線を越えて全員が気にかけているのが、モーニングルーティンのようだ。

 

試しに検索してみると、「一人暮らし男性の~」「○○歳OLの~」という冠をつけていくつもの動画を見つけることができる。

 

いくつか見た中で、「いやぁそれは理想論だよ」というものもあったし、「お、これはできるかもしれないな」と思うものも多くあった。

 

ちなみに、自分は現在朝早く起きることができない。

目覚ましが6個同時に鳴ろうとも起きないという、そろそろギネスブックに登録しようかなと思うぐらい朝に弱い。

 

そんな自分が今、なんとか実践できている朝活をご紹介しよう。

 

 

換気をする

 

朝起きると、部屋の空気が濁っているように感じる。

そういう時は絶対に何か濁っているのだ(気分の問題)。

たとえ最上級の寒波がこようとも、幸い雪がほぼ降らない関東平野に住んでいるのだから、空気の浄化ぐらいはしなくては。

 

基本的に寝ぼけながら辛うじてカーテンを開けているのだが、部屋に入ってくる空気を浴びると、シャワーを浴びる以上に体にまとわりつく眠気が去っていくように感じる。

 

白湯を飲む

 

我が家では祖父が置いていった鉄瓶が活躍している。

紅茶やコーヒーも不思議と通常のケトルで沸かすのと味が異なるのだが、そこはまた別にどこかで書くことにしよう。

 

鉄瓶で、水道水ではなくペットボトルなどの水を沸かす。しかし、寝ぼけた頭で沸騰したお湯を口に付けるのは非常に危険だ。

そのため、3分の2くらいはお湯、残りを冷たい水で温度を中和させて飲む。

ふぅふぅと冷やす必要もなく、かといって一気飲みできるほど冷たくもない。

それをマグカップに入れ終わったら、もう一つの朝活の準備をする。

 

本を読む

白湯を用意し、椅子に座って本を読む。

本当は勉強ぐらいできればいいのだけれど、残念ながらそこまで覚醒していない。

本のジャンルは様々だが、唯一設けたルールは「新刊であること」だ。

 

自分は大概一度読んだ本は内容を記憶してしまう。とはいっても、文章を読むときに脳内で映像となるタイプなので、一文一句覚えているという驚異的なものじゃない。

ただ、それでも大概の流れや場面は把握してしまうので、ただでさえ内容が映像を意識しているライトノベルは、読むとほぼ完全暗記と言っていい。

 

閑話休題

 

朝、白湯を少しずつ口に含みながら読んでいる本は今、2冊ある。

その日の気分によってどちらかが変わっているので、まだ読了していない。

 

『CAFICT コーヒーと暮らす。』 くぼた まりこさん

CAFICT コーヒーと暮らす。

 

この方も元々は動画で知ったのだが、コーヒーの器具やカップ、料理や使っている日用品に至るまでとても丁寧に動画内で説明しており、コーヒー好きでもある自分にとっては「師匠!」と呼びたくなるほど、コーヒー器具や豆に関して詳細なレビューがもらえる。

今回、そんなCAFICTさんが本を出版されたとのことで購入。

動画と同じ、いや、それ以上に素敵な写真と、いつもよりも詩的で優しい言葉の数々が朝の寝ぼけ頭にじんわりと暖かく染みわたる。

 

『村上ラヂオ3 サラダ好きのライオン』村上 春樹さん

村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―(新潮文庫)

 

村上さんの本は小説も好きだが、エッセイの方がかなり好き。

実をいうと、現在ネットラジオで放送している「村上ラジオ」を聞いて興味を持ち、エッセイを手に取ったらドはまりした。

 

今はこの『村上ラヂオ3』を噛み締めるように一つずつ読んでいる。

 

豊かな言葉とひょうきんな雰囲気。

決して突き飛ばしているわけではないのに、他の作家さんよりもいい意味で「他人」という感じがしつつも、どうしてもページを進めてしまう不思議な魅力。

なるほど、これが村上マジックですかそうですか。

これもまた、朝の頭にいい感じに染みわたる。本当にラジオを聴いているような気分になってくる。

 

では最後に、残念ながら現在休止中の朝活をご紹介します

 

モーニング・ページ

 

『ずっとやりたかったことを、やりなさい』 ジュリア・キャメロンさん

 

 

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

この本の中で、「朝、起きたらすぐに3ページを何でもいいから埋める」という日記というより、愚痴・迷い・希望・願望なんでも書き込んでいきなさいというススメ。

(もっとしっかりとした様々な根拠がありますので、気になる方は上記画像からamazonリンクへどうぞ)

 

半年くらい、がりがりとノートに書き込み、3冊のノートがみっちり書き込まれていたのだが、冬になった途端にペンがとまった。

 

というのも、自分の部屋というのが、それはもう寒いのだ。

 

実家暮らしなので、そこ以外だとテレビがうるさかったり、話しかけられてしまったりと全く集中できない。

 

かといって、布団の中で書くと変な体勢で書いてしまうので、後で肩に激痛が走る。

そのため、泣く泣く冬の最中は取りやめとなった朝活です。

 

モーニング・ページを書くと、不思議と心の澱がさぁっと流れていくような感覚があり、メンタル的にもずいぶん気が楽になったので、本当に再開したいのですが。

春と同時に絶対に再開するので、朝、部屋が暖かくできる方はぜひやってみてください。

 

以上、モーニングルーティンかつ朝活のご紹介でした。

本当を言えば、平安貴族のように夜明けとともに起きて、自然をぼーっと見つつ、上記の事をこなしていきたい。

 

残念ながら、そこまで自然豊かな場所にいないのと、絶望的に朝に弱いので、早起きのコツなどありましたら是非教えてくださいな。